浦レポ by 浦和フットボール通信

清家貴子のWEリーグ記録となる6試合連続ゴールで、難敵新潟を制す 平日でもデーゲーム開催を決断した理由は?

(Report by 河合貴子)

アウェイでのリベンジを果たし、新潟との上位対決を制す

AFCチャンピオンズリーグのプレ大会と位置付けて開催されていた『AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament』を、三菱重工浦和レッズレディースはアジア女王を目指して闘い決勝まで勝ち上がってきたが、AFCが決勝を開催しないことが決定してしまった。WEリーグ連覇を狙う浦和は、予定を変更するのが難しく過酷な5連戦の4試合目をホーム浦和駒場スタジアムで迎えることとなった。

しかも相手は、今シーズン(2023年12月10日アウェイ 0‐2)唯一完敗を喫したアルビレックス新潟レディースだ。雪辱を果たすだけでなく、勝ち点3差で浦和を追従して優勝戦線へと食らいついてくる新潟を突き放したい。

前節、2‐1で勝利を収めたジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦のスタメンから、FW起用した高橋はな選手をベンチ外とし島田芽衣選手へと入れ替えただけで挑んだ。一方の新潟はメンバー変更なしだ。

試合開始から新潟は、DFラインを押し上げて距離感の良い守備で浦和の攻撃の芽をうまく摘んでリズムを掴んでいった。楠瀬監督が「前半は、少し慎重になり過ぎたところがあったかもしれない。DFが新潟さんは、しっかりとしているのでなかなか背後をとらせてくれなかった」と険しい表情をうかべるほど苦戦を強いられていた。

だが、浦女たちは決して慌てることはなかった。新潟のプレスを揺さぶりながらダイレクトでパスを回し、新潟の守備がずれる瞬間を狙って攻撃のリズムを作り出し徐々に主導権を握っていった。

そして34分、WEリーグ新記録となる清家貴子選手の6試合連続ゴールが決まった。攻撃の起点となったのは水谷有希選手だ。

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