浦レポ by 浦和フットボール通信

名古屋を想定した準備と、昨季の攻撃で不足した部分へのアプローチ【轡田哲朗 沖縄キャンプレポート16日目】

(Report by 轡田哲朗)

午前中のみのトレーニングに

浦和レッズは、沖縄県でのトレーニングキャンプ中の2月1日は午前中のみピッチ上でトレーニングを行った。翌日に名古屋グランパスとトレーニングマッチを行う予定になっていたので激しい負荷をかけるタイミングではないものの、戦術練習と強度を上げたミニゲーム、セットプレーの確認もあって、「楽をさせた」というニュアンスはなく通常のトレーニングを行ったという趣だった。

ウォーミングアップ系のメニューではボールコントロールを扱うものが取り入れられるが、全体的にはライン間でボールを受けること、大きく動きすぎない受け際で相手を外すようなことは求められている。それだけにパスを出す側へも「それぞれのパスによって、次の選手が1タッチでいけるか、2タッチ必要かが決まる。助け合って!」とマリオ・チャベスコーチからは要求が飛んでいた。また、「このポジションの選手を6番(アンカー)と想定しているからね」など、大きなピッチになった時への発展も合わせて意識づけていたようだ。

明日のTM名古屋を想定した準備

前日のプレストレーニングから「おや?」という感じだったが、この日は攻撃の戦術練習を行ったところ、確実に名古屋を想定したものだというのが理解できた。当たるかどうかは実際に明日の対戦をしてみてになるが、5-3-2の形に人型ポールを立てて、そこに対してどのようなスペースを狙うか、どんなパターンでボールを動かしていくかというのをやっていた。

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