浦レポ by 浦和フットボール通信

ゴール地点での引き分けはNGの試合 どこからスイッチを入れるか【轡田哲朗レッズプレビュー/柏戦】

(Report by 轡田哲朗)

スタメンの顔ぶれで狙いが見える

浦和レッズは10月20日に柏レイソルとリーグ戦の30試合目を戦う。ここから5試合で全日程が終了するので、取れる勝ち点の最大値は15ポイント。首位のヴィッセル神戸との勝ち点差は8で、直接対決を残すことが希望を感じさせる要素だけれども、基本的には5勝して周りがどうなるか様子を見てみましょうという立場なのは事実だろう。

そして、この柏戦で勝ち点3を取れなければ、大一番が大一番にならず終わるかもしれない。リーグ戦とはそのようなもので、神戸と対戦するのは2試合だけで他のチームと32試合やって最終的に勝ち点が比較される。順位表の上では3位と16位の対戦だが、両者の共通点はリーグ最多タイの11引き分けで並んでいること。勝ち切れないことで浦和は優勝争いの主役になり切れていないし、柏は残留争いから脱し切れていない。ただ、このゲームに関しては浦和より柏の方が引き分けを前向きに捉えられる状況にいる。

浦和は17日に公開トレーニングを実施していて、その情報は多く出ている。負傷を抱えていた選手でトレーニングに合流できていたのは、試合に復帰していた大久保智明に加えて中島翔哉とブライアン・リンセン、安部裕葵といったところ。逆に、早川隼平は外れていた。そこに代表活動から戻る伊藤敦樹と大畑歩夢を加え、ホセ・カンテの出場停止を考慮してメンバーを考えていくことになる。

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