浦レポ by 浦和フットボール通信

厳しい日程の中で失敗できないゲーム 大切な試合中の観察力【轡田哲朗レッズプレビュー/ACLプレーオフ理文戦】

(Report by 轡田哲朗)

中3日と中2日に挟まれた難しいゲーム

浦和レッズは8月22日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24シーズンのプレーオフで、理文(香港)と戦う。昨季にリーグ戦も天皇杯もACL出場ラインに届かなかった浦和だが、秋春制への過渡期で今年に入ってからの決勝になった22年大会を優勝したことで、前回大会の王者としてプレーオフに滑り込む権利を得た。そして、このゲームは1試合の勝敗で本戦へ出場できるかどうかが決まってしまう怖いものだ。

すでに前日の記者会見は行われていて、マチェイ・スコルジャ監督と酒井宏樹キャプテンが出席して話した言葉などがレポートされている。マチェイさんは「相手を見下してはいけない」と話している。確かに代表チームの実績や過去のACLにおける香港リーグから出場したチームの姿などからも、日本勢の浦和が「勝って当たり前」の空気はある。実際に、このゲームにおいて浦和は勝ったことで大きなプラスを得るというよりも、勝ってもプラスマイナスゼロの評価だろう。マチェイさんの「相手にとっては今シーズン最も重要なゲームかもしれない。非常に高いモチベーションで来るだろう」という言葉は、そのまま両者の位置づけを示している。

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