浦レポ by 浦和フットボール通信

勝利には3試合分のリターンがある 勝負強さを見せたいゲーム【轡田哲朗レッズプレビュー/C大阪戦】

(Report by 轡田哲朗)

スタメン選定は狙いよりコンディションを重視する可能性も

浦和レッズは7月16日にリーグ戦の21試合目でセレッソ大阪と対戦する。スケジュールを見れば、このゲームを終えると8月2日の天皇杯4回戦まで公式戦が中断する。すでに浦和が公式に発表しているように、このゲームを終えると少なくとも7日間のオフに入る。それだけコンディションや疲労は限界に近いと判断されているのだろうけど、名実ともに前半戦最後のひと踏ん張りと呼ぶべきゲームがやってきた。

セレッソが2017年にJ1へと復帰した後の対戦成績を見ると、アウェーでの公式戦は10試合やって1勝3分6敗と壊滅的な成績が残っている。確かに思い返してみると長居の2つのスタジアムどちらでも勝利した試合の取材をした記憶は薄い。鬼門のアウェーゲームというとサガン鳥栖やベガルタ仙台の印象が強いかもしれないが、冷静に成績を見ればここのアウェーのほうがよっぽど勝ち点を取れていない。その10試合で勝利できなかった9試合の理由はそれぞれ違うものだろうけど、サッカーに限らずスポーツには不思議とこのような関係が生まれることがあり、それもまた面白い部分の1つになるだろう。もっとも、だからと言って勝ちを逃しても仕方がないということにはならないのだけど。

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