浦レポ by 浦和フットボール通信

横浜FCにスコアレスドローで、スコルジャ監督も「ゴメンナサイ」と申し訳なさそうに胸に手を当てていた【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】

試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)

三ッ沢ではアウェイの洗礼が・・・

過酷な7連戦のラストゲームとなったアウェイ横浜FC戦。優勝戦線に浮上するためには、下位に沈む横浜FCを相手に取りこぼすわけにはいかない試合であった。6月7日水曜日に開催された天皇杯2回戦・関西大学との一戦で延長にまでもつれ込み、温存していた明本考浩選手や伊藤敦樹選手、大久保智明選手をピッチへと送り込むことになり、フィジカル面でのコンディションのばらつきが、試合に影響しているように思えた。

疲労が蓄積すると、動きが鈍くなるだけでなく、判断力も低下し、視野も狭くなってしまう。横浜FCの3倍のシュート15本を放ちながらも、ほとんど決定機を作り出すことはできなかったのだ。浦和は横浜FCの5バックの堅守を切り崩すことができず、現時点でリーグ最多の35失点の横浜FCからゴールを奪うことができずにスコアレスドローになってしまった。

貴重な勝ち点1を手に入れることができたが、貴重な勝ち点2を失ったともいえる試合となり、雨の降る中にもかかわらずニッパツ三ツ沢球技場に駆けつけてくれた浦和を愛する人々からは大きなブーイングが巻き起こった。

勝って浦和に帰りたかったし、気持ちよく7連戦のラストを飾り2日間のオフを選手たちにはゆっくりと過ごしてほしかった。浦和を愛する人々のブーイングを耳にしながら、ブーイングをする方も心が痛い。愛するクラブの愛する選手たちへ、好き好んでブーイングをする人は誰もいない。ブーイングを聞きながら、重たい足取りで記者会見場へと向かった。この導線が非常に厄介だった。

(残り 1623文字/全文: 2337文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ