関西大学に苦しめられるもなんとか勝利も選手たちの表情は硬かった【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】
試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)
なんとかジャイキリは逃れて3回戦進出
浦和が天皇杯3回戦進出を告げる笛が、夜空に鳴り響くも聖地である浦和駒場スタジアムは安堵感と共に重苦しい空気に包まれていた。
ジャイアントキリングを狙い勢いよく乗り込んできたのは、関西の大学リーグ名門の1つである関西大学体育会サッカー部だ。浦和は、7連戦の6試合目で大幅にメンバーを入れ替えて臨んだだけに、試合出場のチャンスを掴んだ選手たちの活躍を期待していたが、延長までもつれ込む死闘となってしまった。試合が動いたのは、105分であった。荻原拓也選手のクロスに合わせた明本考浩選手のシュートのこぼれ球を、伊藤敦樹選手が押し込みやっとゴールが決まり1-0で辛勝した。
関西大学にも決定機があり、決して手放しには喜べない勝利だ。一歩間違っていたら先制され、守り切られ、浦和の天皇杯敗退が決まっていてもおかしくないぐらい関西大学の奮闘が輝いていた。
確かに大学生を相手にしてやりづらさがあるのは理解できるが、試合前にマチェイ・スコルジャ監督が「前半の早い時間帯に点を獲ることが、我々の狙いだ。それができなかったとしても、90分間、闘うことが重要だ」と話していたが、前半の浦和のシュートはわずかに3本と厳しい展開となり、さらに120分間も闘うはめになってしまった。浦和を苦しめる活躍した関西大学の選手たちに、奮闘を称える拍手がスタジアムで巻き起こるほどであった。
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