浦レポ by 浦和フットボール通信

捲土重来を期して 期待したいボランチの2人【轡田哲朗沖縄キャンプレポ】

(Report by 轡田哲朗)

フランクフルト戦でも組み合わせが良かった平野と安居

浦和レッズは現在、沖縄県でトレーニングキャンプを実施している。すでに沖縄SVとトレーニングマッチを1回行ったが、この後も何回か実戦機会があり、2月は大原に戻ってFC東京との開幕戦に備えていく。そのシーズンの立ち上がりは、マチェイ・スコルジャ新監督の就任や新加入選手に目が向くのは自然だが、私としては昨季に出場機会が少なかった中で今季の捲土重来を期す選手たちにも注目したい。1回で全ては紹介できないので、複数回に分けていこうと思う。

昨年のリーグ戦終了後に行われたフランクフルトとの国際親善試合でダブルボランチを組む時間帯のあった平野佑一と安居海渡の2人は、可能性を感じるプレーを見せていたと言えるだろう。平野は2021年の夏に加入してからの半年間、当時の中盤に欠けていたゲームメーク、ペースコントロール力を見せて一気に中心選手になった。当時のリカルド・ロドリゲス監督も「全ての試合に使うために、コントロールしている」と、60分から70分くらいで交代させる理由を話したほどだった。しかし、昨季は岩尾憲の加入があったのと「サッカーをやっていて初めて」という筋肉系の負傷があったことで満足のいくプレーがほとんどできないシーズンになってしまった。

相手が読みづらいパスを出す平野

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