浦レポ by 浦和フットボール通信

観察段階でも大きな方向が示された初の実戦 プレスの精度が重要に【轡田哲朗沖縄キャンプレポ5日目】

(Report by 轡田哲朗)

マチェイ監督もまだ選手を見極めている段階ではないか

浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプをしている最中の1月15日に、今季初の対外試合となる沖縄SV戦を行った。試合時間は90分間だったが、全体的にはほとんどの選手が30分から45分間ずつくらいをプレーした感じだった。一般公開のトレーニングマッチだったが、クラブからファン・サポーターに向けて写真などSNSへの公開は「ご遠慮を」というアナウンスがあったように、私たちにも「この辺のラインで」というものは設定されている。そのため、普段のJリーグの試合のように布陣図などは作れないが、このレポートは「このくらいはOK」というラインの内側でやっていることをご理解いただければ幸いだ。普段のトレーニングではセットプレー絡みを除いて特にクラブから言われていることもないが、トレーニングマッチに関しては相手もあるし他のクラブが欲しがる情報も増える。

マチェイ・スコルジャ監督が就任して最初のゲームだったが、そもそもトレーニングを通じてもフルコートで11人がプレーしているのを見るのが今季初めてだった。もちろん、スコルジャさんは自身の必要と思える要素を開幕までにチームに浸透させるのが大事なんだけど、この時点ではチームのことも選手のことも観察している部分があると思う。新加入選手はもとより、昨季も浦和にいたけれども試合にあまり出なかった選手は映像などから入手できた情報も少ないだろう。実際に対人プレー、対外的なゲームを通じてまずは各選手のキャラクターや長所、そうでない部分を把握しつつ、様々なことを模索する材料を集めているのではないかと思っている。

勢いで何とかなる時間帯はあるが、プレスの役割確認と精度向上は必要

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