浦レポ by 浦和フットボール通信

アメフト風味にも見える練習の役割分担と融合、少しずつ実戦の準備へ【轡田哲朗沖縄キャンプレポ3日目】

(Report by 轡田哲朗)

15日には今季初の対外試合が予定されている

浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施しているが、3日目となった13日は午前も午後も戦術的な要素が組み込まれるものになった。大まかな分類をすると、午前中には攻守のそれぞれパート分けしたメニューが組まれて、午後はそれを組み合わせるというもの。現時点では全体的に相手ボール時のことに力を割いているようには見えるが、攻撃練習の時に「埼玉でやってきた良いイメージも思い出しながらね!」という声も聞こえていたので、必ずしも相手ボール時のことやハイプレスの話ばかりをチーム内でしているわけではないようだ。その辺は、小泉佳穂もプレッシングや攻守の切り替えを強調されているとは感じるものの「それに特化してやっているわけではないですよ」と話していた。つまり、今の段階ではトレーニングメニューにその要素が多いと受け取っておくくらいで良いのかもしれない。

今季初の対外試合として15日に沖縄SVとトレーニングマッチを行うことは、すでにクラブの公式サイトでも明らかにされている。そう見ると、この日はもう試合の2日前だからあまり部分的なことだけをやっていると試合を有益に使えない危惧もある。全体的な部分の準備もしつつ、明日あたりはセットプレーの簡単な確認なんかもするのではないかと予想している。最低限、コーナーキックのキッカーくらいは数人を指名しておくだろうし、守備時の立ち位置も多少なりとも作っておくだろう。そうしたことを繰り返しながらチームはシーズンに向かって形になっていくだろうから。

攻守それぞれのコーディネーターがいるようなトレーニング進行

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