浦レポ by 浦和フットボール通信

ハイライン、ハイプレスの片鱗が見える 細かい部分はこれから【轡田哲朗沖縄キャンプレポ2日目】

(Report by 轡田哲朗)

キャンプは一般公開、オープンにトレーニングを積むことになりそう

浦和レッズは1月11日から沖縄県でトレーニングキャンプを実施。29日までの日程でトレーニングマッチを交えながら行うことになっている。今回は3年ぶりに一般公開のトレーニングになっているし、マチェイ・スコルジャ新監督はあまり多くを隠そうとするタイプではないようなので、久しぶりにチームの歩みをサポーターも確認する機会を持ちながら過ごす時間になるかもしれない。もちろん、シーズンが始まった後にどうなるかは分からないが、トレーニングマッチなんかも相手の意向が特になければクローズせずにやりそうな流れがあるようだ。

この日は午前のトレーニング前に地元、金武町の歓迎セレモニーがあって、マチェイさんは「非常に長く厳しいシーズンが待っているが、それに向けて最高の準備ができると思う」と話していた。その後に、いわゆる陣中見舞いにあたるようなものを昨季のキャプテンと副キャプテンが受け取っていたが、そうしたチーム内の役職は選定がこれからということで、現時点では昨季に役職を持っていた選手が受け取ることになったということのようだった。

午前中のトレーニングに関してはボールも使うし、GKたちは「ジョアン・メソッド」で独立したメニューもあったが、基本的にはフィジカルトレーニングだった。ちょっとした3対2なんかもやっていたが、これを見てマチェイ監督のサッカーがどうのこうのと言い出したらウソくさくなりすぎる。もしかしたら、午前はフィジカル系、午後は戦術系とリズムができてくるのかもしれないが、それもまた「様子を見てみよう」というところ。GKたちで言うと新加入の吉田舜も元気に参加していたが、起き上がる時の姿勢の作り方や次への動き出しの鋭さみたいなところで言うと、これからの成長に期待という段階。牲川歩実の1年前もちょっと厳しく見えたのは事実だが、今はかなり西川周作や鈴木彩艶についていけるようになっているので、見守りましょうというところだ。

午後は戦術的な要素も、とはいえ何かを言うにはまだ早い

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