浦レポ by 浦和フットボール通信

ホーム開幕戦を白星で飾れず 柴戸海が「今後の課題」と悔しさをあらわにした部分とは【河合貴子 試合のポイント/J9節神戸戦】

(Report by 河合貴子)

10人で守り切りを狙うも牙城を崩され痛み分けに

開幕戦をアウェイの京都で敗れて黒星スタートとなった浦和であったが、ホーム開幕を勝利で飾るために奮闘した。相手は、個々の能力が高い神戸であった。10分に武藤選手のアイディアと技術の高いゴールを決められてしまったが、その2分後には関根貴大選手の力強いドリブル突破からのマイナスのクロスに上手くトラップしプレスを交わした松崎快選手のゴールが決まり同点に追いつくと、19分には馬渡和彰選手の左CKをニアで明本考浩選手が上手くフリックし、伊藤敦樹選手をおとりにして背後から走り込んだ柴戸海選手のヘディングシュートが決まり逆転に成功。さらに、浦和は追加点を狙い躍動していったが決定機を生かせずに前半を2-1で折り返した。

「神戸に対して、この形がベストだと思って本日の試合を作った」とリカルド・ロドリゲス監督は、明本選手を1トップにして、松崎選手を右サイドハーフで初先発させ4-2-3-1で挑んだのだ。守備の時は、トップ下の江坂任選手が明本選手に連動する形で4-4-2となる。神戸は、中盤がダイヤモンドの4-4-2だ。攻撃時には両サイドバックが高いポジションを取り、サンペール選手がセンターバックの間に降りてリスク管理しながら攻守のバランスを取る形であった。

浦和は、神戸に先制されても崩れずに主導権を握りゲームをコントロールしていた。後半の立ち上がりも悪くはなかった。
しかし、58分に明本選手が小林選手との競り合いから、挑発に乗ってしまい乱暴な行為として退場処分になってしまい、残り約30分を10人で闘うことになった。

(残り 1325文字/全文: 2014文字)

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