浦レポ by 浦和フットボール通信

何かを変えるならこのゲームか 世代交代と次のサイクル【轡田哲朗レッズプレビュー/横浜FM戦】

(Report by 轡田哲朗)

江坂と小泉の並びがプランAになるのではないか

浦和レッズは20日に横浜F・マリノスとリーグ第36節のホームゲームを戦う。本来なら、もっとこのラスト3試合をAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を争う3位にフォーカスして迎える状況が望ましかったが、10月にヴィッセル神戸、今月に入って鹿島アントラーズと、順位争いの直接対決に2連敗したことでその機運は低くなってしまった。4位にも一定の価値があることからもリカルド・ロドリゲス監督は「頭が天皇杯に行きすぎないように」という表現をしたが、現実的には3連勝しても届かない場合があるというものなので、自分たちが勝利を目指すことが前提であるものの、現実はそこにある。

この試合に向けてのスタメン攻勢を予想してみる時に、まずは16日の時点で全体練習に入っていない選手を外して組んでみると図のようになる。鹿島戦の失敗は、キャスパー・ユンカーをスタメンに入れてスタートしながらチームが機能せず、彼を降ろして戦況を立て直す事態に追い込まれたこと。興梠慎三が復調の気配を見せているにしても、まずは江坂任と小泉佳穂で始めるのが「プランA」なのではないか。仮にユンカーがベンチ入りまでいけるなら、興梠とユンカーのリレーで1試合というのは「プランB」になり得るかもしれない。

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