浦レポ by 浦和フットボール通信

伊藤敦樹が苦い経験をした横浜FM戦から半年、見せたい成長した姿とは

(Report by 轡田哲朗)

柴戸不在の穴を埋める

「柴戸選手が怪我をしていて、自分がもっとやらないといけない」とインターナショナルマッチウィークで約2週間のJリーグ中断期間に身を引き締めて練習に臨んできたのは、柴戸海選手と同じポジションの伊藤敦樹選手であった。

しかも次節は、3月14日にアウェイで完敗した横浜FM戦だ。試合開始早々に前田選手に決められて失点し、26分には後方からポゼッションする中で斜めのクサビのパスを受けた伊藤選手がトラップして前を向こうとした瞬間に扇原選手にインターセプトされてショートカウンターで前田選手のゴールが決まり前半を0-2で折り返した。そして後半にもダメ押しのゴールを決められて0-3で敗戦した苦々しい思いが残っている。

試合後にリカルド・ロドリゲス監督が「3失点以外にもチャンスを作られてしまって、彼ら(横浜FM)の方が本当に上回っていた」と敗戦を真摯に受け止めるほどの内容であった。伊藤選手は「自分の中で、Jリーグ1年目として開幕戦から試合に出場できた中で、前期のマリノス戦というのは『1つの壁に当たった』と言うか、『力の差』を感じた試合だった。そのマリノスを相手に、半年ぐらい経って自分がマリノスを相手にどれだけ出来ることが増えたか、どれだけ出来るか、自分の中でしっかりと示していきたい」と気合いをいれた。

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