浦レポ by 浦和フットボール通信

レッズレディースが「共鳴して奏でるサッカー」でWEリーグに挑む

(Report by 河合貴子)

WEリーグ開幕に向けて意気込みを語る

「目指すは、初代チャンピオンです!」と目を輝かせながら立花洋一代表は力強く言った。

日本サッカー史上初となる女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』が、まもなく開幕を迎える。WEリーグが掲げる「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方と多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」理念に賛同した浦和は、プロ化に伴い浦和レッズレディースから『三菱重工浦和レッズレディース』として参加することになった。

開幕に向けた記者会見で立花代表は「浦和レッズは、その理念(WEリーグの理念)に賛同し、年齢・性別・障害を越えて誰もが輝ける社会を、サッカーを通じて築いていく役割を担って参ります。浦和という地域社会の中で、女子サッカーを通して新たな出会いに繋がる機会を創出できることも期待しています。

浦和レッズは、これまで、ファン・サポーター、ホームタウン、支えてくださるすべての皆さまとともに、どんな逆風の中でも進化を目指して前を向いて進んで参りました。出口の見えないコロナ禍において、浦和レッズレディースが、WEリーグの開幕を迎え、事業を継続していくことは容易なことではありません、クラブにとっては向かい風でもあります。しかし、先人たちが築いてきた浦和のサッカーの歴史を止めることはできません。どんな逆風においても、我々は歩みを続け、サッカーの歴史を繋げていく責任があります。そんな想いのもとで、我々はリーグ開幕に望んでまいります」と挨拶をした。

そして「女子サッカーは、フェアプレー、ひたむきさ、思いやりなど、いまの時代に欠けつつある重要な価値を持っています。レッズレディースは、その価値を、プレーなどを通じて広く伝えていくことで、市民の皆さん、サッカーが大好きな数多くのファン・サポーターの皆さんなど、地域の人すべてに愛していただけるチームになり、地域社会の「公共財」として、より幸福で充実した地域生活の実現に貢献していきたいと思っています。ぜひ「聖地」浦和駒場スタジアムに足をお運びいただき、男子の浦和レッズと同様、奮闘するプレーヤーたちに熱いサポートをお願いいたします」と深々と頭を下げた。

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