新潟とのPK戦を制して決勝進出!決勝ではベレーザにリベンジを果たす【河合貴子 試合のポイント/皇后杯準決勝 新潟戦】
(Report by 河合貴子)
堅守の新潟に苦しめられる
仙台でジェフユナイテッド市原・千葉レディースとの激しい雪の中での闘いを征し、皇后杯準決勝へと駒を進めた浦和レッズレディース。準決勝の舞台である京都へと乗り込んだが、吐く息が白く底冷えがするサンガスタジアムで臨んだ準決勝・アルビレックス新潟レディース戦は、120分の死闘を繰り広げPK戦へともつれ込み浦女にとっては本当に過酷な試合であった。だが、勝ったのは浦和だ!
試合開始から浦女らしく両サイドバックが高いポジションを取り攻勢を仕掛けていったが、しっかりとブロックを作りゴール前を固める新潟をなかなか崩しきれない展開になってしまった。しかし13分、浦和に絶好の好機が訪れた。塩越柚歩選手がドリブルで仕掛けたところを倒されてFKを獲得。「全部、思った通りでした」とFKのキッカーを任された猶本光選手のイメージ通りの直接狙ったFKがゴールに突き刺さって浦和が先制。さらに追加点を狙いポゼッションしていく浦和であったが、なかなか決定機を作り出せない。
浦和駒場スタジアムで新潟と対戦した、なでしこリーグのことが思わずよぎった。4-2-3-1で菅澤優衣香選手のワントップにして挑んだが、堅守の新潟のマークが厳しく菅澤選手にボールが収まらず、前半の飲水タイムで左サイドバックでプレーをしていた高橋はな選手を前線へと上げて4-4-2にシステムチェンジして対応し2-1で勝利していた。だが、一発勝負の皇后杯では新潟に苦戦をしいられながらもシステム変更をしないでチャンスを窺っていたのだ。
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