ルヴァン杯開幕はスコアレスドロー 鈴木彩艶がプロデビューで良さを見せる【河合貴子 試合のポイント/ルヴァン杯湘南戦】
(Report by 河合貴子)
リーグ戦から10人を変えて挑む
2021シーズン開幕のFC東京戦から中2日で迎えたYBCルヴァンカップ湘南戦は、両チームともに大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ。浦和は、ベテラン槙野智章選手が若手を鼓舞して何とかゲームをコントロールしていく構えを見せる中、出場機会を掴んだ若手選手たちは何とかリーグ戦への足がかりとなるパフォーマンスを見せたい所であった。
ゲームの入りは悪くなかったが、1トップの武藤雄樹選手へボールが入らず攻撃の組み立てがうまくいかない印象であった。
10分、伊藤涼太郎選手のスルーパスに抜け出した田中達也選手がドリブルで切れ込み決定的なシュートシーンがあったが、クサビのパスもサイドからの組み立ても数的優位を湘南に作られて厚みのある湘南の攻撃に苦戦を強いられる形になってしまった。しかし、湘南もバイタルエリアから先のクオリティーに欠け決定機を生かし切れず前半をスコアレスで折り返した。
後方からのビルドアップと連戦を考慮して槙野選手に替えて岩波拓也選手を後半に起用し、リカルド・ロドリゲス監督は、「繋ぎのときの立ち位置を意識しよう」と指示を出して選手たちをピッチへと送り込んだ。
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