興梠慎三が「自分としては一番好きなプレー」と自らの得点以外のプレーを挙げた理由【河合貴子 試合のポイント/J23節仙台戦】
(Report by 河合貴子)
J通算154ゴールで歴代4位に
太鼓のリズムに合わせた力強い手拍子が、選手たちを鼓舞していく。埼玉スタジアムに約半年ぶりに響く太鼓の音は、本当に心地良かった。
浦和の勝利を告げる笛が埼玉スタジアムに鳴り響くと、90分間全力で走り闘った汰木康也選手、長澤和輝選手、岩波拓也選手、槙野智章選手、橋岡大樹選手たちは力尽きてピッチに座り込んだ。「何としてでもホームで勝つ」「失った信頼を取り戻す!」と気迫溢れる試合は、6-0と仙台に完封勝利を収めた。浦和を愛する人々とともにみんなで掴み獲った大勝であった。
「自分としては一番好きなプレー」と興梠慎三選手はうれしそうに笑った。
それは、自身が決めたゴールシーンではなかった。大槻監督が目指す攻守において主体性を、しっかりと組織として表現したところから生まれた先制点のシーンだ。
(残り 2040文字/全文: 2409文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ