浦レポ by 浦和フットボール通信

移籍を悩む、荻原拓也の背中を押した槙野智章の言葉とは【こぼれ話】

(Report by 河合貴子)

自らの経験を元に

「今年は何が何でも試合に出たい!試合に使われるためには、自分の良さを最大限に出して試合を通しての安定感が求められている」と目をギラギラさせてプロ3年目を向かえた荻原拓也選手だった。だが、4-4-2システムへ移行しサイドバックとサイドハーフの2つのポジションを練習でトライしながら、激しいポジション争いの中でなかなか試合出場のチャンスを掴みきれずにいた。

そんな状況下で突然舞い込んできた新潟へのレンタル移籍の打診に、荻原選手は迷った。下部組織で育った荻原選手にとって、やはり浦和は特別な場所であった。

「ジュニアユースからずっと過ごしてきた大好きなこのクラブから離れる決断は、決して簡単ではありませんでした。チームの力になれなかったことに力不足と悔しさを感じています」と荻原選手はコメントを残している。悩みを相談したのは、自分のことを可愛がってくれた先輩の1人でもあった槙野智章選手だ。

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