浦レポ by 浦和フットボール通信

セットで考えるべき戦術を実現する武藤雄樹、攻守に効いたマルチプレーヤーの力【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第28節 柏戦】

(Report by 轡田哲朗)

浦和は前節と同じ3人の中盤を採用

浦和レッズは30日のJ1第28節、柏レイソルとのホームゲームに3-2で競り勝った。前日に鹿島アントラーズやコンサドーレ札幌といった、3位を争う上で現状の上位にいるチームが勝利を収めていただけに、引き分けの許されない環境下で勝利を得たことは、シーズンの最終盤に向けて可能性を広げる1勝にすることができた。

この日のスタメンは、前節のヴィッセル神戸戦に続くセンターハーフ3人の3-5-2システムで臨んだ。ただし、前節との違いは相手のシステムにある。神戸が同じ3バックをぶつけてマッチアップすることの多い対戦を仕掛けてきたのに対し、柏は4-4-2と噛み合わない。その噛み合わなさをどう解消し、どう生かすかが試合前から求められたことだった。

ユベントス対ナポリに見る「パートタイマー」の重要性

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