右サイドの攻防と、オリヴェイラ監督が仕掛けた「数の暴力」【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第12節鹿島戦】
(Report by 轡田哲朗)
チームの形になりつつある右サイドの裏狙い
浦和レッズは、5日の鹿島アントラーズとのアウェーゲームを0-1で敗れた。スタメンは、川崎フロンターレ戦での負傷交代が右肩脱臼と診断されたアンドリュー・ナバウトのところに武藤雄樹が入った以外は変更がなかった。オズワルド・オリヴェイラ監督がどうこう、という話ではなく、ブラジル人指揮官は勝っているチームを変えたがらない人が多いので、そういう要素もあったのかもしれない。
鹿島は伝統の4-4-2で臨んできたため、浦和がサイドチェンジを多用して穴が開いたところで縦狙いをするのは理に適った攻撃方法だった。特に、川崎戦の2点目になった右サイドの橋岡大樹にサイドバックが食いついたところで、FWがサイドの裏に流れるというのは一つのパターンとして、チームに浸透してきている。
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