「10年かかったけど・・・」 梅崎司がアジア王者に向ける熱の理由は?
(Report by 轡田哲朗)
敵地で見せた強烈な一撃
「入ったと思ったんですけどね。GKを褒めるべきなのかなと思います」
梅崎司は、浦和レッズが1-1で引き分けたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、アル・ヒラル戦(サウジアラビア)戦で放った強烈なシュートについてこう語り、ちょっとした悔しさが残る表情を見せた。
梅崎はキング・ファハドスタジアムで行われた初戦の後半32分に長澤和輝との交代でピッチに登場すると、サイドハーフとして精力的なプレーを見せた。そして1-1のスコアで迎えた後半の終了間際、右サイドの45度付近から右足アウトサイドにかけて前に立つ相手DFを巻き込むような強烈なシュートをファーサイドに向けて放つ。しかし、ゴールの寸前で相手GKの伸ばした手がわずかにボールのコースを変えた。明らかなコーナーキックだったものをゴールキックに判定されたことを記すのは蛇足だが、梅崎らしいゴールチャンスに貪欲な姿勢を見せる強烈な一撃だった。
ストイックに過ごした10年、ようやく巡ってきたチャンス
(残り 1462文字/全文: 1911文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ