【浦研プラス独占!】浦和レッズ・西川周作インタビュー‐『ジョアン式の極意。進化し続ける浦和の守護神が語る究極のGK論!』

©Hidezumi Shimazaki

浦研プラス独占! 浦和レッズ・西川周作インタビュー!

37歳にして、未だに進化の過程を歩む浦和レッズの正守護神・西川周作選手に超マニアックなGK論を語っていただきました! ジョアン・ミレッGKコーチとの出会い、そこで学んだ『ジョアン式』の極意を細部に渡るまで徹底解説! インタビュアーには浦研プラスでもお馴染み、エル・ゴラッソ番記者にしてゴールキーパーに並々ならぬ拘りを見せるスポーツライター・沖永雄一郎氏を招聘(笑)! そして文章だけでなく、今回はインタビュー中の動画も大公開しますので、会話の中で西川選手が身振り手振りで解説する場面も観ることが出来ます!

ただし、インタビュー中は西川選手と沖永氏の会話があまりにもマニアック過ぎて周囲が困惑(笑)! そこでインタビュー中の幾つかのGK用語やそのディティールなどを沖永氏に解説してもらう注釈も添付しました!

このインタビューを読めば(観れば)、『究極のGK論』、『真実のジョアン式』を知ることが出来ます! 他では絶対に語られない西川選手の本音とGKへの拘りを、ぜひ本インタビューで感じてみてください!

【浦和レッズ・西川周作インタビュー『『ジョアン式の極意。進化し続ける浦和の守護神が語る究極のGK論!』

©Hidezumi Shimazaki

待望の話題

——今回はマニアックなキーパー論をというオーダーなので、キャンプはどうですかといった話は端折っていきます(笑)

「オッケーです。ようやくですね(笑)」

——とはいえ、いきなり『11A』などという専門用語連発で始めるのも何なので(笑)、少しだけ導入的にキャンプの話もできればと。ここ数日の練習はまだ、昨年までのおさらいが中心だと思いますが、少し気になるのがGK単体での練習時間です。若干(昨年までよりも)短めなのかなと。

「確かにそうですね。なので、少し早く出てきて、時間を作ってということはジョアン(ミレッGKコーチ)も考えてやってくれています。やはり(ミレッGKコーチの下で指導を受けるのは)3年目ということで、自分たちも頭で理解できている部分が多くて、おさらいの時間も昨年より短いのかなと思いますね。ちょっとした手直しを意識して、という感じで、昨年よりも手ごたえがありますね」

——在原正明GKコーチ通訳が退任されて、新たな通訳の方に代わりましたが、私から見ると問題なさそうに見えます。

「不自由はないですね。僕と(神蔵)勇太くん(※1)は同い年なのもあって、問題なくやれています。ただ最初は『A』、『B』、『C] といった用語の伝え方に苦労があったりしたので、『それで伝わりますよ』というようにGKチームで話し合いました。いまは意思疎通は問題ないです」

沖永注釈※1【勇太くん】
ジョアンの新通訳・神蔵勇太氏。過去には神戸でイニエスタやビジャの通訳も務める。

——難解な用語などは、そのまま訳していいのかどうかなど、難しかったりすることもあるそうですね。

「立つ場所などもそうですね。『閉じる』ところを『閉める』と言ったり、ちょっとした訳が在原さんと違ったりはするので、そこは『ジョアンの本(※2)を読めば大丈夫ですよ』と言いました。彼も『読んでる、読んでる!』と言っていましたね(笑)」

——早くジョアンコーチの3冊目の著作も出してもらわないといけないですね。

「そうなんですよ。予定はあるらしいので、楽しみです」

沖永注釈※2【ジョアン本(通称)】
『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座』『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編』と、これまで2冊刊行されているジョアンメソッドに関する書籍。これを読んでおくと浦和GKのプレーに対する理解度がぐっと上がるのでおすすめ。3冊目もそのうち出る予定らしい。

——この2シーズンで、西川選手が進化した、転換したのは観ている方にも明らかだと思うのですが、なぜなのかは意外と伝わっていないと思います。ジョアンという新コーチとの出会いというのはある程度広まってきていますが。そこをもう少し掘り下げられればなと。

「いいですね。引き出してください(笑)」

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