本サイト独占!【浦和レッズ・西野努テクニカルダイレクター・インタビュー】”世界”へ向けてアクションを起こす浦和。短期・中期・長期に及ぶ夢と目標

昨年の11月から12月にかけて、浦和レッズは安居海渡、宮本優太、工藤孝太の3選手がベルギーリーグ2部のKMSKデインズの練習に参加した/©Hidezumi Shimazaki

海外クラブとの接触

浦和レッズと海外クラブの交流が活発になってきた。オランダ・エールディビジのフェイエノールト、タイ・リーグ1のムアントン・ユナイテッド、ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトなど、様々な国、様々なリーグのクラブと提携を図り、それぞれに独自のアプローチで相互関係を構築している。例えばフェイエノールトは浦和がヨーロッパで活躍する選手を獲得する際の『前線基地』としてメディカルチェックの場を提供。また、ムアントンには福島竜弥と木原励の2選手がクラブのトレーニングに参加した。そして昨年の11月にはベルギーリーグ2部のKMSKデインズのトレーニングに宮本優太、安居海渡、工藤孝太の3選手が参加し、今年の1月、そのうちのひとりである宮本がデインズに期限付きで移籍することになった(2023630日まで)。

“世界”へ向けて興味深いアクションを起こし始めている浦和。そこで今回、そのクラブの狙いと短期、中期、そして長期的な夢と目標について、浦和の強化部門の主軸でもあるフットボール本部の西野努テクニカルダイレクター(TD)にお話をうかがった。

 

−−この度、浦和レッズはベルギーリーグ2部のKMSKデインズに浦和レッズの宮本優太選手、安居海渡選手、工藤孝太選手の3人を派遣し、彼らは現地のトレーニングに約2週間参加しました。また、今年に入ってから、そのうちのひとりである宮本選手が期限付きでデインズに移籍することになりましたね。クラブとして、今回のトレーニング参加などについて、どのような意図があったのでしょうか?

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