2021天皇杯4回戦・京都サンガ戦 曺貴裁監督「後半の戦いを90分間通してやれるように」

曺貴裁監督
ミッドウィークの天皇杯ということで、先週末は少しアクシデントがあって試合ができず、少し間が空いたので、作り方が若干難しかったですけど、浦和さんという素晴らしい相手に対して、このたけびしのスタジアムでできるということで、選手もモチベートされて試合に臨んでくれました。ちょっとアクシデント的な失点の後の前半の時間帯は非常に後ろ向きなプレーが多くて、我々らしい戦いができなかったと思いますが、後半の戦いを90分間通してやれるようになるように、リーグや練習を通して作っているつもりです。

やっぱり自分たちがどういう表情で、どういったプレーをしなければいけないのか、相手に依存してやるわけではなく、自分たちというのをもう少し覚悟して見せなきゃいけないということを選手たちも見ている人も理解できたと思います。今日の試合では勝利して次のステージに進出することができなかったですけど、この地元・京都で、J1でたくさん相手にしてやっていた選手、もしくは大学で指導していた選手、湘南でやっていた選手を含めて対戦するのは、非常に楽しかったという言い方は変ですけど、充実した時間でした。また彼らに追いつけるようなことを京都の選手に提示しながら残りのリーグを戦っていきたいですし、学びということで終わらせずに、自分たちが弱さとやれるところが共存しているところにちゃんと向き合いながら、いいチームにしていかないといけないと強く感じます。浦和さんにはこの後のリーグ、天皇杯でがんばってもらいたいですし、ぜひファイナルまで行ってもらいたいと思います。

Q 失点後に後ろ向きなプレーが多くなったというのは、どのあたりに原因があると思うか?
今のサッカー、それは我々に限らずですが、ゴールは縦方向にあるわけで、縦へのエネルギー、前へのエネルギーを失ったプレーではじまると、どうしても攻撃は停滞し、相手のプレッシャーをみすみす受けてしまうし、あの時間帯はそういったプレーがすごく多かったなと思います。逆に相手のボールになったときに、狙いをつける予測や判断も少し慎重になりすぎたのか、我々らしくない時間帯がありました。ただ、ハーフタイムで修正した後、後半は概ねそういう時間帯が増えたので、そう考えると少しもったいない時間だったかなと思っています。

Q 間延びしてしまう局面が多かったように感じたが?

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