【コラム】【島崎英純】完全移籍でMF平野佑一が加入! 活性化するチーム内競争と、指揮官が目論むレベルアップの方向性

©Takehiko Noguchi
水戸から平野が加入
浦和レッズは8月6日、J2の水戸ホーリーホックからMF平野佑一が完全移籍で加入することを発表した。平野は 1996年3月11日生まれの25歳で、ポジションはMF。主にボランチのポジションでプレーし、ゲームコントロール力、パス配球力に優れる選手として評価されている。
平野の加入は興味深い事実を浮き彫りにする。今季の浦和はリカルド・ロドリゲス監督体制下で多くの選手が出場機会を得て、現チームのスタイルに適合する様を見せてきた。例えば平野の適正ポジションと言われるボランチでは大卒新人の伊藤敦樹がスタメンに抜擢され、在籍4シーズン目の柴戸海が潜在能力を発揮して新境地を開拓。また、阿部勇樹が高い意欲で同ポジションのチーム内競争を活性化させ、湘南ベルマーレから完全移籍で加わった金子大毅も自らの個性をチームへアダプトさせようと奮闘している。また、小泉佳穂がゲームクリエイト能力を見込まれて同ポジションでプレーすることもあり、このポジションはまさに群雄割拠の様相を呈していた。そんな中で、クラブは新たなボランチの人材登用を求めた。その理由について、ロドリゲス監督は定例のオンライン会見でこう述べている。
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