【無料公開】勝利の方程式【大原レポート】

最近の流れを踏襲し…

浦和レッズはJリーグ2ndステージ第7節・湘南ベルマーレ戦を明日に控え、大原グラウンドで1530分から最終のトレーニングを実施した。

今日も相変わらずの高温で、日中の埼玉県地方は35度、湿度70%以上の猛暑日を記録した。さすがの選手たちもこれには参っている様子で、槙野智章も思わず、「暑すぎる!」と溜息を漏らしていた。しかし、どんなに灼熱だろうとも練習内容は通常通りで、選手たちは鳥かご、パスワークの後、試合前日の恒例となりつつある11人をワンセットにした攻撃パターン練習に取り組んだ。

この日のチーム分けは以下の通りだった。

Aチーム

Bチーム

 この日は前日と同じく、浦和ユース所属でトップチームに2種登録されている渡辺陽と橋岡大樹も参加。ただ、Aチーム、Bチーム共に主力と目される選手が混在しているため、この陣容からは明日のスタメンを読み取ることができない。おそらくミハイロ・ペトロヴィッチ監督は全ての選手に出場チャンスがあることを醸し出してチーム全体のモチベーションを高めているのだろう。その効果は絶大で、各選手は一つひとつのプレーに集中し、中央からサイドエリアへフィードパスを打ち込み、そこからサイドアタッカーがクロスを上げ、ゴール前に飛び込んだ選手がフィニッシュするパターンを真剣に繰り返した。

明日のゲームは豊富な運動量を全面に押し出して戦う湘南ベルマーレが相手だ。ペトロヴィッチ監督は「明日は厳しいゲームになる。湘南は運動量が多く、アグレッシブに規律高く戦ってくる」と警戒を怠らなかった。また湘南は現在年間順位でJ2降格圏内である17位に低迷しており、是が非でも勝ち点を欲している。もちろん浦和もステージ制覇、年間首位、チャンピオンシップ出場の末のJリーグ優勝を目論んでいるため、ここで立ち止まるわけにはいかない。浦和はホームの埼玉スタジアムで湘南に一度も敗戦していないデータもあり、明日も必勝態勢で臨むだろう。

全体練習終了後には各自選手たちがシュート練習やジョギングなど、これまでと同じメニューをこなした。6月18日のJリーグ1stステージ第16節・サンフレッチェ広島戦からリーグ戦8戦無敗の7勝1分で好調を維持するチームは、不変のルーティンで明日のゲームに臨み、勝利の方程式を完成させる。

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