【無料掲載】2016Jリーグ2ndステージ第6節・ヴァンフォーレ甲府戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ監督][監督コメント]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
まずは両チームの選手が90分戦ったことを褒めたい。今日のゲームはとても気温が上がり、立っているだけでも簡単ではないなかで、選手たちは最後まで自分たちの力を出し切ってくれました。そういうゲームをしてくれた両チームの選手を褒めたいと思います。浦和レッズとしては、今日は非常にプレッシャーがありました。なぜなら、今日は我々が勝利しなければいけない、そういうゲームだったからです。加えて、甲府は独特の、特別な守備的な戦術を採ってくるので、それに対して戦って勝利するのは決して簡単ではないと考えていました。

甲府は特に、ペナルティエリアの幅で重点的に中を固めてくると分析していたので、そこを突破するのは簡単ではないと思っていましたし、だからこそサイドでいかに崩すかを狙いとして考えていました。サイドからの攻撃を今日の第一のポイントとするならば、二つ目は10番(ドゥドゥ)をしっかりと抑えるのを狙いとしていました。

攻撃を仕掛ける中で、相手は奪ったボールをドゥドゥ選手に入れてくる、あるいはスペースに蹴ってくるなかで、彼に落ちついてキープされるとカウンターを食らってしまう。相手の13番、14番、23番は後ろからスピードを持って飛び出してくるので、彼らが飛び出すようなカウンターの機会を与えると危険だと感じていました。

だからこそ攻撃の時も相手の残っている選手をケアすることを求めたし、攻めているなかでセカンドを拾っていくことを狙っていました。今日はサイドからの攻撃で得点できたし、相手にあまり危険なカウンターチャンスを与えなかったので、我々は狙いを持った戦いで勝利できたと思う。内容的に見れば、もっと上げられるゲームができるチームだと思っているが、こういう気温のなかで戦った選手たちが集中力と気力を持って勝つというミッションを成し遂げてくれたと思います。

Q 武藤選手のポジションが右シャドーだった狙いは?

今日のゲームは、狙いを持って高木選手を先発で起用したことが1つの理由です。高木選手はドリブル、シュート、スピードが特徴で、引いた相手に対して効果的だと思っていたし、パスだけではなかなか崩せない場面でスペースの飛び出し、ドリブル、シュートが効果あると。それによって武藤選手は右に入りました。

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