2016Jリーグ1stステージ第12節・アルビレックス新潟戦[吉田達磨監督][監督コメント]

○吉田 達磨監督(新潟)

Q まずは試合の総括をお願いいたします。

A 新潟と浦和と距離は離れていますが、新幹線で行き来できる距離の中で、新潟サポーターがたくさん来てくれました。そうしたサポーターの声援は、十分に僕たちの下に届いた。ここまで10数試合を戦ってきた中で、これだけの選手が足をつったのは初めてのこと。サポーターの声援の後押しを受けながら、選手たちはよく走ったと思う。感謝したいと思います。浦和の試合を何試合も分析し、勝つために焦点を絞ってやらないといけない中で、浦和のボールを失った瞬間の圧力。奪い返しに来たあとにペナルティーエリア内に入ってくるスピード。サイドへ展開するスピード、そしてそこからのクオリティー。後ろに残っている阿部くん、遠藤くん、槙野くんの対人の強さや読みの良さなど、いろいろなものを見る中でやはり戦うのは難しいぞという中でのスタートだった。われわれはプレッシャーをかけながら、予定よりもうまく試合に入ったと思う。試合前にはビンタされ続けるのを覚悟しろと選手にも言っていた。でもそこで平気で立っていれば、リズムは来るし、立ちながらも相手の隙を突かなくてはいけないと、話していた。それだけではなく、こっちも目の奥が光ったような鋭い試合の入り方をしてくれたので、相手ゴールに攻める回数を増やせた。ただ、途中からは小泉が宇賀神に引っ張られるケース・時間帯が増えたところでわれわれは満足なプレーをできずに、前半を終えてしまった。

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