2016J1ファーストステージ第1戦・柏戦[ミルトン・メンデス監督][監督コメント]
○ミルトン・メンデス
前半はなかなか思うように攻めることができませんでした。我々が最初狙っていた戦術的な部分は中盤から前で相手の両サイドバックの裏を突くのがひとつありました。何回かうまく機能したところもありましたが、ハーフタイムに前半のゲーム展開に基づいて幾つか修正を指示し、後半に入って確かによくなりました。選手を交代してからさらによくなった印象があります。山中のポジションが我々のトランジション、カウンターに出るタイミングでの攻撃に非常に有効でした。相手のゴール前までボールを運ぶことができていました。ボールが非常にいったりきたりを繰り返していたので、田中の投入で前線でボールをキープしてもらう狙いを持っていました。彼が前線でタメを作ることで、後ろから前線にカウンターに出やすくなるだろうと思っていました。
後半になってチームもよくなったし、1−1の状況であわよくば逆転できるんじゃないかという流れまでもっていきました。両サイドからの素早い崩し、相手のゴール前まで速くボールを運ぶというのはこれまでの取り組みで狙っていたところです。残念ながら、個人的な対応にひとつ支障をきたした結果が2−1というスコアになったんだと思います。チームとしては守備がしっかりできていましたし、守備から攻撃のトランジション、カウンターがうまく機能しているシーンも何回かあったと思います。今日の選手たちの取り組みはポジティブに捉えています。残念なのはサポーターに勝利を届けられなかったことです。彼らは非常に素晴らしい歓迎の雰囲気を作ってくれていました。勝利できずにサポーターに満足いただける結果ではなかったと思いますが、選手たちが一生懸命戦ってくれた姿勢は伝わったと思います。
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