【無料記事】インフルエンザで離脱の李忠成も復帰。J開幕戦へ臨戦態勢が整う【2016浦和レッズ・大原レポート】

■高木俊幸が猛アピール

今季の開幕戦となったAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節・シドニーFC戦を勝利で飾った浦和レッズは一夜明けた25日、大原サッカー場でJリーグ・ファーストステージ開幕戦・柏レイソル戦に向けてのトレーニングを実施した。

前日のシドニーFC戦に出場した先発メンバーは、ウォーミングアップのランニングや鳥かごを終えると、クールダウンのメニューに切り替わり、途中出場でゴールを決めた興梠慎三はサブ組による6対6のミニゲームからは外れて、ジョギングで調整を図った。なお、インフルエンザでチームから離脱していた李忠成も、この日から元気にトレーニングに復帰。シドニー戦当日も大原にて汗を流したとのことで、「休んだことで逆に体が軽くなった」と話し、軽快な動きでミニゲームでもゴールを決めていた。

シドニー戦で“浦和デビュー”で果たした遠藤航は、サブ組による6対6のミニゲームに参加。シドニー戦でベンチから外れた高木俊幸は得意のカットインからのミドルシュートを何本か決めるなど、柏戦のメンバー入りに向けて必死にアピールを続けていた。

ペトロヴィッチ監督も、主将の阿部勇樹も「初戦が重要」と口をそろえたACL開幕戦に勝利したことで試合翌日のトレーニングにおけるチームの雰囲気も良好。昨季はACL第1節・水原三星戦から富士ゼロックス・スーパー・カップのガンバ大阪戦、そしてACL第2節・ブリスベン・ロアー戦まで公式戦3連敗を喫し、リーグ開幕戦を迎えたため、「シドニー戦に勝てたことが自信につながる」と宇賀神友弥は話している。

Jリーグの開幕戦は昨季の湘南ベルマーレ戦と同様にアウェイでのスタートとなるが、今季は勝って敵地・日立台に乗り込める。柏戦が古巣戦となる李は、「次も勝ちたいし、今季の目標であるタイトル獲得を見据えて、開幕戦に臨みたい」と話し、“開幕連勝スタート”を誓った。

Reported by 郡司 聡

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