キャンプ中特別集中連載・一蹴入魂/ズラタン・リュビアンキッチ—同郷の友と共に(島崎英純・2016/1/22)
浦和レッズのキャンプ取材は連日怒涛の勢いで、単身で取材する身では一日のうちにひとりかふたりの選手くらいにしか話を聞くことができません。そこで、今回の沖縄キャンプ、そして第二次の鹿児島キャンプでは、狙いを定めた選手に集中して話を聞き、それを原稿に落とし込むことにしました。題して『一蹴入魂』。できる限り、選手の内面に迫った内容を突き詰めたいと思いますので、皆様、是非、よろしくお願い致します。
ズラタンとイリッチは幼馴染
土砂降りの雨の中でフィジカルトレーニングを終えると、ズラタンは無邪気に水浸しの芝生の上をスライディングしてロッカールーム前のベンチ付近へ飛び込んだ。大柄な身体がサーッと動いたものだから、周りから思わず「ウォー」という歓声が上がる。それを聞いたズラタンはまんざらでもない様子で、ニッコリ笑顔を浮かべた。
「いやー、子どもの頃を思い出したよ(笑)」
浦和在籍2年目にして、完全にチームへ溶け込んでいる。チームメイトと積極的にコミュニケーションを取る姿はどこまでも自然だ。そして今季、そんな彼の傍には幼馴染の存在がある。
「(ブランコ)イリッチとは、今回のキャンプでは同部屋なんだ。最初は彼にいろいろなことを説明しながら、チームのことも教えながら過ごしているよ。幸い、彼はチームのことを気に入っていて、困ってもいないので、僕も安心している。今だけでなく、このような環境が長く続くためにも、お互い頑張って、チームの為に貢献したいね」
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