無料記事:若干の遅れも沖縄に到着、西川ら別調整【島崎英純・沖縄キャンプレポート】(2016/1/18)

浦和レッズ・沖縄キャンプレポート開始します!

本日、1月18日より27日まで、『浦研』、及び『浦研プラス』では、浦和レッズが第一次キャンプを張る沖縄県那覇市から連日キャンプレポートをお伝えします! 毎日のトレーニング状況、選手たちの動向や声を、島崎英純がレポートします(一部有料掲載あり)。皆様、是非ご一読ください!

浦和レッズ・沖縄キャンプレポート第1日

浦和レッズは、沖縄県島尻郡八重瀬町で第一次キャンプをスタートさせた。

1月18日、日本の関東地方は大雪に見舞われ、交通機関が大幅に乱れた。その影響は浦和レッズにも及んだ。この日から沖縄キャンプに臨むチームは羽田空港から沖縄県へ飛行機で移動し、幸いにも欠航せず無事に離陸したものの、約1時間の遅れで那覇へ到着した。その影響で、当初キャンプ初日の練習時間が16時に設定されていたものが間に合わず、30分遅れの16時30分から練習が開始されることとなった。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督以下、コーチ陣と選手たちはそれでも疲れを見せることなく練習場の東風平運動公園内サッカーグラウンドへ到着し、初日から精力的に身体を動かした。

沖縄県那覇地方のこの日の天気は晴れ時々曇り。気温は夕方16時の段階で約15度前後と、大雪が降った関東地方に比べれば温暖である。しかしキャンプ地の東風平運動公園は高台にあり、この日はかなりの強風で体感温度はかなり低めだった。現地の方に聞くと、「今日の風はこれまでにないくらい強く、普段はこれほど強風は吹かない。また気温も、ここ2、3日に比べれば随分低い」とのこと。現地の方々は口々に「寒い、寒い」と言っていたので、普段はもう少し暖かく過ごしやすいのかもしれない。

この日の全体練習にはリハビリメニューの西川周作、柏木陽介、そして事情により練習参加が遅れた加賀健一(その理由は明日の原稿で記します)、そしてU-23日本代表の活動でカタールへ遠征中の遠藤航を除いた23人が参加した。普段ならば、まず選手各々がボール回しに興じて、その後号令とともに『鳥かご』トレーニングなどのルーティーンワークをこなすが、今回はスケジュールが押してしまったためにジョギングから、すぐさま野崎信行トレーナーが指揮を採るストレッチへと移行した。

練習初日の目的は埼玉から沖縄への長距離移動によって負担が掛かった身体をほぐすことであるため、今回はあくまでも軽い運動で終え、全体練習は練習開始から約30分後の17時に終了した。またリハビリ中の西川と柏木の両名はグラウンドの外周をゆっくりジョギングし、時には軽くダッシュや小刻みなステップを踏むなど、マイペース調整でトレーニングをこなしていた。

そして、全体練習終了後には地元の小学生約80人が参加し、選手たちとミニゲームなどのサッカーに興じる催し物があった。小学1年生から6年生までが学年毎に別れ、それぞれのチームに選手たちが入ってボールを追う。これまでの浦和のキャンプでは地元の子供たちと接する機会がなかなかなかったが、今回はキャンプ地である沖縄県豊見城市八重瀬町役場の方々の協力の下、このような触れ合いの場を設けることができた。

選手たちは皆、満面の笑みを浮かべながら子どもたちとピッチを掛けていたが、中でも一際目立ったのが森脇良太だった。森脇はまるで指導責任者の如く、子どもたち、そして選手たちにゲームの内容を指示していく。

「森脇と一緒にサッカーしたい人〜!」、「声が小さいぞ〜」、「っていうか、誰も森脇なんて知らないか」などと軽口を叩きながら子どもたちを徐々に引き入れる。彼の明るく朗らかなキャラクターが存分に発揮され、約1時間の子どもたちと選手たちとの『競演』は、大盛況の内に幕を閉じた。

 

浦和は、これから27日までの9日間、当地でキャンプを張る。トレーニング日程の中では現地クラブとの練習試合も予定されている。『浦研』及び『浦研プラス』では、沖縄キャンプの模様を連日詳細レポートする。
(了)

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