2015Jリーグ2ndステージ第11節 清水エスパルス vs 浦和レッズ「ミハイロ・ペトロヴィッチ監督コメント」(1,491文字)(2015/9/20)

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
まずこの試合に入るにあたって、我々は非常に良い準備が出来ていたのではないかという風に思う。やはり清水というのは順位が示す以上に、我々は非常に手強い相手だと思っていましたし、やはりそういった相手に対してしっかりと戦う気持ちを持って試合に臨んでいたんではないかと思う。やはり相手には前線に質の高い選手がいる、それは鄭大世選手だったり、ウタカ選手であったり、大前元紀選手であったり、そういった選手たちに、時間とスペースを与えてしまえばやはりなかなか止めるのは難しいとは思っていましたので、前線からアグレッシブに相手に対してプレッシャーをかけて、良いボールを前に供給させないということ、そういった狙いを持ってアグレッシブに前からプレッシャーをかけていくということを、選手たちに指示しましたし、それを選手たちはよくやってくれた。

前半は本来であれば我々、何点か得点をして折り返さなければいけないような展開であったという風に私は思う。残念ながら前半に関しては、チャンスになりかける、或いはフィニッシュに持ち込めそうな状況の中で、なかなか落ち着きが足らずにラストパスの精度であったり、或いは最後のフィニッシュのところだったり、そういった部分の精度が足りていなかった。得点して、リードはできたんですけど、やはりコーナーから失点をして1対1というスコアで折り返してしまった。

後半に入って我々のチームはより一つギアを上げたような形に、運動量を落とさずに戦えていたと思いますし、逆に相手は我々のテンポに付いて行くことは出来ずに、徐々においていかれる展開になったんではないかと思う。そういった展開の中でチャンスをしっかりとモノにして得点を重ねることが出来た。試合全体を通して見れば、我々が勝利に価するゲームが出来た試合であったという風に思っている。

私は静岡県、或いは清水というところを、非常にサッカーどころだと聞いている。そういった、人々がすごくサッカーに関心のある地域のチームが、今、こうして残留争いをしなければいけないという状況、非常に残念な思いであるんですけど、私自身は残りの試合の中で、清水が頑張って何とかJ1に残れる事を本当に、切に願っていますし、それがやはり日本のJリーグの中で清水が残ってくれることが大切なことだと私自身は思っている。なぜならこの地域の人々は非常にサッカーを愛されている人が多いと思いますので、そういう意味を込めて、私自身、本当に残留することを心から願っている。

残りの6試合、清水の幸運を祈っていますし、清水にはそれだけの質があると私は信じていますし、そしてそれを応援してくれる熱いサポーターがいると思います。ここ、エコパではないですけど、日本平の方には素晴らしいサッカー専用スタジアムもありますし、そういった環境を持つクラブがJ1に残って欲しいなという風に心から願っている。アリガトウ。

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