2015ヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦 アルビレックス新潟戦 vs 浦和レッズ ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のコメント(2015/9/3)

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督

21年間、私は監督としてのキャリアを積んできましたけど、今日のゲームほど試合後、この記者会見に出るのが恥ずかしいと思ったことはない。大差で負けはしましたけど、前半はそれでも比較的、相手を十分にコントロール出来ていたと思っている。ただ、前半のアディショナルタイムにセットプレーから失点をして、0─1でリードされる、そういう展開だった。我々は比較的、相手の攻撃をうまくコントロール出来ていたと思いますし、チャンスらしいチャンスっていうのは相手に与えなかったのではないかという風に見ていた。

後半が始まって、比較的早い時間にコーナーキックから、再び失点をして0─2とリードされる中で、その後の展開というのは、やはりチームとしてのコントロールを失ってしまったかなと、そういう感じがした。やはり、それぞれがそれぞれの思いの元にプレーをしていたのではないかと思いますし、やはり前掛かりになる中でミスを重ねて、カウンターを喰らって失点を重ねてという、非常にあってはならない展開だった。

前節我々はリーグ戦のマリノス戦で4失点して負けている、今日も5失点をして負けている。やはり2試合合計で9失点して負けている、その事実が物語るものは、やはり我々は非常に危機的状況にあると言ってもいいだろう。

3年半、私はレッズを率いていますけど、やはりその中で一番厳しい状況にあるなと見ている。どのチームでも必ず厳しい状況の時期っていうのは来るものですけど、私は今、それが我々のチームにあると思っている。やはり再びしっかりとチームとして戦えるように、厳しいトレーニングをしっかりと重ねていかなければいけない。

敗戦にあたっては、常に私自身、監督として責任は私にあるとコメントしてきましたけど、やはりこの状況の中で、もちろん敗戦に対しては私に、監督に責任があると思っている。ただ、今日のゲームに関しては、選手自身もしっかり考えなければいけない敗戦であるという風に思っている。やはり今シーズン、非常に良い結果を出してきた中で、ここ最近のところ、選手の中に緩みが無かったか、あるいは天狗になっていなかったか、そういった部分っていうのはしっかり突き詰めて、選手に問いかけなければいけない状況にあるという風に思っている。

我々レッズは最もサポーターを抱えるクラブですけど、今日も沢山の方が、ここ、アウェイ新潟まで応援しにきてくれた。やはりそういった、いつも支えてくれるサポーターに対して、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいである。本当にこのような試合をして、申しわけなく思っている。

もちろん勝利した新潟に対しては、おめでとうございますと言いたい。勝利に価するゲームをした、そういった勝利であったということ。

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