高潔な姿勢で勝利を収めよ。結末は神のみぞ知る【島崎英純】2014Jリーグ第34節・名古屋グランパス戦プレビュー(2014/12/05)

やるべきことを貫くだけ

浦和レッズは前節のサガン鳥栖戦で試合終了間際に失点して引き分けに終わり、長く保持していたリーグ首位の座から陥落した。トップに立ったガンバ大阪とは勝ち点62で並んでいるが、得失点差では7引き離されている。最終節を残して浦和の自力優勝の可能性はあるが、相当の得点差で眼前の名古屋グランパスを破らなければ、あとはG大阪と徳島ヴォルティスの試合結果次第になる。

それでも浦和の成すべきことは変わらない。今季これまで突き進めてきたサッカーを貫き、とことん勝利を目指す。1月下旬に始動した宮崎キャンプから今まで、このチームには一切の迷いがなかったはずだ。正念場を迎えて動揺して我を見失うことなどあってはならない。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が志向し、選手が実践するサッカーはJリーグで確固たる実績を積み上げ、その脅威が増している。浦和はもっと自信を持った方がいい。どのチームも、今の浦和を恐れている。

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