まさかの痛恨ドロー。だが、まだ戦いは終わっていない。【島崎英純】2014第33節・サガン鳥栖戦レビュー(2014/11/30)

ショックを隠せなかった指揮官

厳しい結果だった。

浦和レッズは李忠成が倒されて得たPKをキャプテン・阿部勇樹が決めて1点のリードを奪った。しかも李の得点機会を阻止したとして鳥栖DF菊地直哉が一発レッドで退場処分にもなった。浦和は前線、中盤、ディフェンスラインのチーム全員が身体を張って鳥栖の猛攻を凌ぎ、後半アディショナルタイムに入っても高い集中力を保ち続けた。確かに鳥栖のパワープレーは驚異的で、何度もピンチを迎えて死地に立たされた。しかしそれでも今日の浦和は勝利への執念を滾らせて闘い続けた。だからこそ、試合終了直前に浴びたDF小林久晃の同点ゴールは痛恨だった。ニアサイドへ飛び込んだ小林をフリーにしてしまったのは何故なのか。いくら選手たちへ問い掛けをしても、その答えが出ることはないだろう。

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