粘り強い戦いでミラーゲームを制した【島崎英純】2014Jリーグ第20節・広島戦レビュー(2014/8/17)
互いに慎重に戦いつつ何とか打開しようとした浦和
浦和レッズとサンフレッチェ広島が対戦すると、大抵難しいゲームになる。3-4-2-1の『ミラーゲーム』となり、各選手が完全にマッチアップする形で試合が展開されると、ただパスを回すだけでも困難な作業を伴う。ボールを保持すれば間違いなくマーカーから厳しくアプローチを受け、安易な態勢でボール奪取されればそれを起点にして危険なカウンターを受けてしまう。浦和も広島も相手の考えていることを十分に理解している。だからこそ双方は丁寧に慎重に相手の様子をうかがい、良い意味でできるだけアクションを取らずに静観の姿勢を保った。
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