【特別対談】プロアスリート福田正博が見た「終わり」と「始まり」〔第3回〕(2012/9/6)
サッカーの内容的な変化
津田:解説の仕事を始めた当初は苦労の連続だったと思います。そういった経験を重ねる中で、いろいろ勉強して、どんどん成長されていったのですね。今、福田さんは解説者やコーチとしてサッカーを客観的に観る立場になられたわけですが、今日の「73の問い」の中に「なぜ人間は進化し続けようとするのか」という問いがあって、これは戦術やルール、道具が進化を続ける現代のサッカーと重なるところもあると思います。福田さんの目から見て、サッカーは大きく変化していると思いますか?
福田:サッカーはものすごく変化していると思いますね。プロサッカーはどうしてもお金が関わってくるので、たくさんのお客さんを魅了しないといけない。そもそもサッカーは得点が入りにくいスポーツなのですが、あまりゴールが決まらないとお客さんは面白くないですよね。だから、ゴールがたくさん生まれるように、ルールが変化してきました。最もルール改正が多いのは、「オフサイド」です。得点の生まれる機会が増えるように、オフサイドのルールは歴史を重ねるごとに変化してきました。
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