【島崎英純】2012Jリーグ第21節・神戸戦レビュー(2012/8/12)

堅牢な守備とピッチ状態に難儀

難しいゲーム展開になった。大久保嘉人のPKシーンのジャッジは置いておいて、あのようなシチュエーションに持ち込まれた浦和の守備を精査した方がいい。大久保がバックライン裏を取ることに長けた選手であることは分かっていたはずだし、野沢拓也のパス精度が抜群なことも理解していたはずだ。槙野智章の対応が中途半端で野沢にアプローチし切れず、大久保のマークを外してしまったことがそもそもの問題だった。GK加藤順大は良く反応してボールにアプローチしたと思うが、どうやら大久保の術中に嵌まってしまったようだ。

浦和が先制を許したのは第14節のガンバ大阪戦以来のことだ。この時は柏木陽介のアシストから原口元気のゴールで前半のうちに同点に出来たが、今回は堅牢な神戸の守備の前に沈黙してしまった。

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