【島崎英純】日々雑感-有言実行-エスクデロ・セルヒオ(2012/07/21)

日本人に帰化することに躊躇はなかった

エスクデロ・セルヒオ(以下、セル)は2007年6月11日に日本国籍を取得した。それまではアルゼンチンとスペインの2重国籍を有していたが、多感な時代を過ごした日本でサッカーを極める気持ちが強かったことから帰化は躊躇がなかった。

それは父親であり、尊敬すべき先達であるセルヒオ・アリエル・エスクデロ氏の存在も大きかった。セルヒオ氏は母国アルゼンチンでプロサッカー選手となり、地元クラブでキャリアを重ね、1992年に来日して浦和レッズに加入した。残念ながらトップチームでの出場機会は得られずに翌年1月に引退を表明したが、日本での生活に平穏を感じたセルヒオ氏はその後も日本に留まって『浦和スポーツクラブ』のコーチ職を約4年間務めた。

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