【島崎英純】2012Jリーグ第13節・FC東京戦レビュー(2012/5/27)

自陣ビルドアップの徹底

浦和レッズは仔細なスカウティングの下、FC東京と対峙した。そして一方のFC東京も十分相手を研究した跡がうかがえた。

今季のFC東京は前線から激しいプレスを仕掛けるアグレッシブなチームだが、浦和に対した彼らは若干そのプレス位置を深めに取ったように感じた。永田充と阿部勇樹の最後尾ビルドアップにそれほど食い付かず、中央エリアを固めて浦和が縦パスを入れたらプレッシャーを掛けるような仕草が見られたのだ。それによってタイミング良く攻守転換してショートカウンターを仕掛ける意図が読み取れる。

(残り 4629文字/全文: 4879文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »