【浦研プラス特別対談7月・前編】前半戦を折り返した時点での、ペトロヴィッチ監督の評価(2011/8/1)
大幅に戦い方の変わった今季の浦和
編集部
「前半戦を折り返し、ペトロヴィッチ監督の評価というものを考えていきたいと思います。これは結果的にですが、去年と大幅に戦い方が変わりました。このあたりからお話をして頂けますか?」
(※この対談は、7月20日に行いました)
福田
「戦い方が変わるとか変わらないとか、そこは問題じゃないと思う。チームが“継承する”というようなことを言っているから問題視されるのであって、変わったこと自体は何ら問題のないことだ。まず評価をするときに、昨年のやり方を継承しなかったから結果が出ていない、という風に混ぜて考えるのは止めた方が良いと思う。“変わったこと”が結果の出なかった原因ではないし、チームの発表がおかしかったのであって、戦い方が変わったこと自体は悪いことではない。一番の問題は、結果が出ていないことなのだから、そこを混ぜて考えてはならないと思う」
島崎
「結果を出すための筋道として今季スタイルを変えるべきだったのか、という問いはあるべきでしょうね。スタイルを変えること自体は、もちろん悪いことではありません」
福田
「変えるのであれば、それに見合った選手補強をしなければならなかった、ということは言えるんじゃないの? 監督と話し合いながら補強をしていないというのは大きな問題だし、チームが主導して補強を進めたのは、戦い方が変わるという前提に置いてはやはり問題だと思う。変えたこと自体は必ずしも問題では無い。もともと、フィンケさんのサッカーで勝てていた訳では無いし、大切なゲームで全然勝てなかったのも事実。だから戦い方を変えること自体は、間違った考え方ではない」
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