昌平、市立船橋撃破で芦田徹新監督の初陣飾る。新指揮官の指導スタンス、埼玉の技巧派集団で目指すスタイルは?「昌平を日本一人が育つ集団に」
石黒登(取材・文)
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025EAST第1節が6日に行われた。昨年まで市立長野を率い、インターハイに2度、選手権に1度出場した芦田徹監督を迎えた昌平はFW立野京弥(1年)の決勝ゴールで2-1で市立船橋(千葉)に勝利し、新指揮官の初陣を飾った。
昌平・芦田徹監督
―初陣を飾った
選手がよく頑張ったなと思います。
―芦田さんとしてもホッとしているところはあるのでは
そうですね。久しぶりに緊張しました。僕らはその前までが大きな仕事だと思っているので。あとはゲームになったら、選手たちがどれだけやれるかっていうことだけなので、あまり緊張することはないんですけど、さすがにちょっと今日は緊張しましたね。
―実際にいつ頃依頼があって、いつ頃承諾されたのか
かなり前からいろんな話をしてもらっている中で、自分のいろんな想いもあったり、もとの地元のところでやっていたこともあったり。そんなところで本当に自分も1年前、2年前にここでやっていることを想像していたかと言ったら、そんなことはなくて、自分として、いろんなことがある中で、最後、ここで自分として指導者として、学びに行こうっていう風に決めたのは、昨シーズンの途中ぐらいのところで、自分としては腹をくくったっていうところはあります。
―昌平は昨年のインターハイ優勝校。こういうチームを指導するにあたって覚悟というのは
サッカーは変わらないので、そういった意味で、サッカーにおける、どういうサッカーするのかっていうことに関しては、あまり自分としては変な力は入ってないです。自分ができることをやる。サッカーからブレないようにする。そうは言っても、日本代表に入っているような選手たちがいますので、それだけじゃないですけど、とても多くのポテンシャルを持った才能たちがいますので、その選手たちをどうやって、今後を見据えて花を開かせていけるのかどうかってところは、まだまだ自分も知らないところでもあります。でも、いままでの学校もそうですけど、子供たちの将来に触れていることは変わらないので、自分にできること、それはサッカーの部分だけじゃなくてパーソナリティの部分もそうだし、とにかくマインドの部分も含めて、子供たちにとって有益になれるような存在でありたいという風に思ってます。
―準備期間も短かったと思うが、開幕に向けてはどういったことをやってきたか
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