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4月からは強豪・法政大へ 武南のエンターテイナー、松原史季は“第2の紺野和也”となるか

石黒登(取材・文)

時は卒業シーズン。さまざまな想いとともに新たな4年間に向けて走り出した選手たちもいる。1年次から伝統校の10番を背負い、年代別代表、昨年は埼玉3冠を果たす原動力となった松原史季はJ入りした先輩の足跡を辿りつつ、関東強豪大で成長し、4年後のプロ入りを目指す。

松原はNEOS FCでサッカーを始め、中学校年代は浦和レッズJYへ。中学3年次には右SBの主戦としてMF早川隼平(浦和)らとともに高円宮杯全日本U-15選手権で全国3位に貢献。小柄ながらも積極的な攻撃参加を見せ、準決勝の鹿島アントラーズつくばJY戦ではゴールも記録した。

一方でユースへの昇格を望んでいたが叶わず、さまざまな選択肢があった中で武南を選択した。初めて話したのは高1のコパブナンで、レッズ時代からつけたかったと話す10番を身にまとい、相手の懐に潜り込むプレーや160cmと小柄な身長もディスアドバンテージと感じさせない小回りの利いたドリブルで切り裂き、パスやシュートで決定的な仕事。また、想いを言語化する能力も非常に高く、試合後も1年生とは思えない受け答えで取材に応じてくれたのは記憶に新しい。

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