三丸拡「（上島）拓巳から素晴らしいボールが来たので、あとは冷静に流し込むだけだった」／J1 第22節 柏 vs 札幌【試合終了後コメント】

2022年07月16日 23時06分　
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○三丸拡

−上島選手からのフィードは今季のチームの攻撃パターンの一つですが、相手のWBもいたため、相手の背後を取るところでどのような駆け引きがありましたか？

「拓巳がボールを持ったときに、全体的に味方も敵もボールウォッチャーというか、体の向きがみんなあっちに向いていた中で、前にスペースが空いているなと思って、拓巳なら出してくれるなと信じて走り出したら、素晴らしいボールが来たので、あとは冷静に流し込むだけでした。」

−試合全体は守備に追われる時間の長い試合になりましたが、天皇杯の神戸戦では一瞬の隙を突かれて失点したのに対し、今日は最後まで全員が集中して守れていたと思いますが？

「相手もビルドアップの上手いチームなので、ボールを持たれる展開になることはわかった上で、ただラインを下げすぎず、ゴールからできるだけ遠い位置で守備をする。球際で行くところは行くというのはチームの共通認識としてあったので、決して1点取ったから引いて守ったというよりは、チャンスがあればボールを奪い切って得点につなげるという意識を全員が持って戦えた試合だったと思います」

−リーグ戦に関しては連勝で2試合連続無失点。

「負けた試合は前半に失点してしまい、難しい展開になってしまうことが多かったので、無失点で、特に前半は守備の部分で簡単に相手にやらせないというのはディフェンスラインだけじゃなくて、ここ何試合かずっとありました。ゴール前まで迫られるシーンはありましたけど、体を張って守り切れたので、これを継続していければと思います」

−中2日という日程の中で、前回の試合からメンタル面も含めてどう試合に臨みましたか？

「中2日でチームとして全体的に動きが鈍かったり、きつい部分はもちろんあったと思いますけど、個人的にはそこまで中2日だからといってやることは変わらず、最後まで走り切って、目の前の相手を潰してと、やることは変わらなかったというところで、たださっきも言いましたけど、ボールを回されましたけど、奪いどころを作って自分たちのアグレッシブな守備はできれば、ただ回されて疲れさせられるのではなく、自分たちの想定の範囲内で守備ができたのはこの連戦の中でも最後まで走り切って、頭も切らさず集中して守り切れたと思います」

−ネルシーニョ監督が天皇杯の神戸戦でやられた形を映像を見せてフィードバックし、チームで共有したという話がありました。そこのチームとしての手応えは？

「後半戦になって、大きなやり方はチーム全員に浸透してきているので、その中で1試合1試合細かな修正点というか、中2日で最低限チームで共有できることをして、ただ大枠のやり方、自分たちのスタンダードは全員が共有できているので、本当に細かい部分、前節できなかった部分とかはシンプルに何個は伝えてもらって、共有できたと思います」

−先制点は菅野選手が前に出てくるところを予想して狙ったのか、それとも咄嗟の判断ですか？

「どちらかというと咄嗟です。体が勝手に反応したというか、あそこまで良い形で抜け出したので考える時間はありましたけど、本当に良いボールというか、ピッチが濡れている中でも伸びすぎず、自分のスピードに合って、自分の歩幅に合ったボールが来たので、タイミングよく菅野選手が来る前にボールに触れたと思います」