武藤雄樹「得点は自分の良さが出たシーンだったと思う」/J1 第21節 鳥栖 vs 柏【試合終了後コメント】
○武藤雄樹
−得点シーンについて。
「チームとして裏のスペースを使いたいということと、鳥栖は前からプレッシャーをかけてくるので、後ろで剥がせたらいいというイメージがあった中で、その前に裏を取ろうと動き出して、ボール外に出て、もう一回自分のポジションを取り直してという自分の良さが出たシーンだったと思いますし、そこに対して良いパスが来たので、GKのポジショニングというか、ニアが空いていたので、そこに決めきれたのはボールを持たれて厳しい展開でしたけど、ひとつ貢献できたと思います」
−鳥栖のGKの守備範囲が広く、背後のスペースをケアしてきました。
「鳥栖のGKの守備範囲の広さで何度も裏のボールを潰されていますけど、ただ裏を取れたときはああやってチャンスができるというのは僕の中でイメージを持っていましたし、抜け出した瞬間に少し空いていたので、冷静に決めきれたと思います」
−ホームの鳥栖戦が怪我からの復帰戦でしたが、今節はそういう思いはありましたか?
「特にないですけど、鳥栖戦で復帰して、良いイメージでプレーできたのと、すごいビッグチャンスを外してしまったシーンも覚えていて、その悔しさを晴らしたいと思って今日も試合に臨みましたし、鳥栖のボール繋ぐうまさは最初からわかっていましたので苦しい展開になるというのはチームみんなで認識していて、その中でワンチャンスを決めたいと思っていました。もう少しチャンスがあったので、もう1点取ってチームを楽にしたかったというのはあるんですけど、ただ結果的に僕のゴールが勝利につながったのすごく嬉しいことだと思います」
−二度目の復帰以降は5試合連続出場で、2試合連続スタメン。
「一度目は復帰して、またすぐに離脱してしまったので、また離脱することは避けようと思っていました。監督も気を遣ってくれて、プレー時間も少し考えてもらっていたので、そういう部分でもチームは協力してくれましたし、ただ僕自身は全開でできると思っているので、途中出場でゴールを決めたことを評価されたと思うんですけど、スタメンで使ってもらったので、どんなときでも気持ちは変わりませんけど、ゴールで貢献できたのがこうやって結果に表れたのはすごく嬉しいですし、これからも続けていきたいと思います」
−J1通算50得点について。
「節目の数字でもあったので、自分でもあと数点で届くなとは思っていました。もちろん点を取って一つでも積み重ねたいと思っていたので、すごく嬉しい気持ちはありますけど、ただ50点決めたからといって僕の中で満足かといったらそうでもないので、僕よりもたくさん決める選手はたくさんいますし、僕ももっともっと多くのゴールを決められるように頑張りたいと思います」
−次は100得点が目標?
「なかなか先は長いですけど(笑)、ただ僕の中で50点決めて嬉しいというよりは、前に所属していたチームで興梠慎三という僕が素晴らしいと感じていた選手が、150点ぐらい取っているので、50点だと凄さを感じないというか(苦笑)、でも一つでも多くのゴールをレイソルのために一つずつ積み重ねていきたいと思っています」