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鈴木魁人選手インタビュー「自分もまだ通用する。諦めちゃいけない」【いわてグルージャ盛岡】

―いろいろな思いを抱きながらのシーズンだったと思います。リーグ戦の出場からは遠ざかっていますが、どのような気持ちでトレーニングに臨んでいますか?

「まずはまだまだ足りない部分、課題を日々の練習や試合に出たときに感じているので、そこを伸ばしていかないと試合には出られないなと思います。それでもいつ声がかかっても出られる準備はしておこうと意識しています」

 

―岩手のシステムでいえば、シャドーかトップでの勝負だったと思いますが、夏くらいからはボランチでのチャレンジもしています。最初にボランチをやるように告げられた時の心境や、現在の適応などについてはどうですか?

「ボランチはやったことがなくて。これまではずっと攻撃的MFや前線でやってきたので、不安はありましたけど、自分でどのくらいできるのかなという楽しみな部分もありました。これまではパスの受け手だったので、動きなおしたりタイミングを計ったりという中で『なんで出してくれないんだ』って思うこともけっこうあったんですけど、実際にやってみると(パスコースが)見えない。出したいけど出せない。前のポジションであれば相手のプレッシャーも背中からくることを想定しながらやればよかったけど、ボランチは360度どこからもプレッシャーを受けるし、景色も全然違う。そこですごく難しさを感じましたし、まずはやらなければいけないことにいっぱいいっぱいになっちゃって、(頭が整理されていないから)ミスも多くなっちゃって、自分を見失いそうにもなりました。でも続けていくうちにやるべきことが整理されてきて、楽しさもありますし、自分の特長も少しずつ出せるようになってきたのかなと感じています」

 

―最近はトレーニングマッチでも好パフォーマンスをみせています。いろいろなところに顔を出す。球際で厳しく行く。この辺りは自分の特長としてかなり意識しているように感じました。

「秋田さんも自分の運動量や動き出しがボランチで生かされると考えて勧めてくれたと思うので、そこがだんだん出始めていて、ボランチからでも攻撃参加をして、福島とのトレーニングマッチでも結果を出せましたし、ゴールに向かってプレーすればボランチでも得点ができるとわかりました。ボランチとして求められる部分にプラスして、そういう特長を出せたらいいなと思ってプレーしています」

 

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