「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

DF20キム・ミンテ「これからも諦めずに、どんなことがあってもぶれずにしっかり頑張っていきたい」/【プレイヤーズファイル】

右SBに入った広瀬陸斗が「ヒョン!ヒョン!」と声をかけていた。ヒョンとは韓国語で「お兄さん」の意味。26歳の広瀬が28歳のミンテをそう呼ぶだけでなく、鈴木優磨もInstagramで「兄貴」と呼びかけているように、練習の中でもそう声をかけている。多くのチームメイトにとって愛すべき兄貴分。それがキム・ミンテだ。

 

ミンテにとって鹿島アントラーズはベガルタ仙台、コンサドーレ札幌、名古屋グランパスに続いて4つ目の所属クラブである。

「鹿島を今まで支えてきた町田選手や犬飼選手がいなくなって、多分みんなが不安を持つポジションだと思うので、その不安をなくすようにしっかり守備ラインを引っ張れたらと思います」

そう言って鹿島でのキャリアをスタートさせたが、CBとしてプレーするようになったのは札幌から。そして、4バックのCBとしてプレーするのは名古屋に行ってから。「簡単ではない」とは予想していたものの、キャリア半年のCBは“鹿島のCB”を務める難しさに直面した。

 

 

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