日常の風景が変わりつつある/【練習レポート】
日々の練習が少しずつ変わってきている。もしかしたら、ひいき目に見ているだけかもしれないが、全体の動きにダレる場面が少ない。
この日は戦術練習に取り組んでいた。ピッチの上で監督が説明する時間を要するため、必然的に集中力は切れやすい。以前であれば、監督の言葉を聞いているのか聞いていないのかわからないような選手が必ずいた。学校生活を思い出してもらえば、どんな時でも必ずそうした同級生が一人や二人はいたものだ。サッカークラブでもそれは同じ。他の選手が集中して耳を傾けているなか、ゆらゆら体が揺れていたり、違う方を向いている選手は思いのほか目立つものだった。
しかし、この日は全体の動きに乱れがない。全員がピシッと同じ方向を向いている。
相馬監督の説明が終わると、最後尾にいた関川郁万がチーム全体に声をかけた。
「一個、一個、丁寧にやろう」
チームの根幹をつくる日々の積み重ねは、着実に変わろうとしている。
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